ためになる話(食事)
本当に健康にいい食べ物はどれなのか
「健康にいい食べ物は何ですか?」「健康に悪い食べ物は何ですか?」「結局何を食べていいのかわかりません」と思っている人は多いでしょう
科学的に健康にいい食べ物は5つだけ
脳卒中や心筋梗塞、がんなどのリスクを下げられると考えられている食品は次の5つです。
①魚②野菜と果物(フルーツジュースとじゃがいもは含まない)③茶色い炭水化物(玄米、そば、全粒粉パン)④オリーブオイル⑤ナッツ類です。
逆に、健康に悪いと考えられているのが、①赤い肉(鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に悪い)②白い炭水化物(白米、うどん、パスタ、小麦を使ったパン)③バターなどの飽和脂肪酸の3つです。
健康に悪い3つの食品を避けて、健康にいい5つの食品を増やすのが、最も科学的に健康的な食事です。「白米よりも玄米。肉よりも魚。バターよりもオリーブオイル。間食にナッツをつまむ」という食事が、科学的根拠に基づいた健康的な食事といえます。
白米が健康に悪い食品に分類されているのは意外ですが、精米した白米は栄養や食物繊維などが取り除かれてしまい、また血糖も上昇しやすいため、たくさん摂ると糖尿病のリスクを高めます。
玄米は、ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含んでおり、人間が健康を保つために必要とされる栄養素のほとんど(ビタミンC以外)を摂取できるため、完全栄養食といわれています。
玄米は「硬い」「炊飯時間が長くかかる」というイメージがありますが、白米と比べて水を2~3割多く入れて、一晩吸収させると、普通の炊飯器で白米とさほど変わらない軟らかさに炊くことができます。
ほかにも健康にいい可能性が示唆された食品は、ダークチョコレート、コーヒー、納豆、ヨーグルト、酢、豆乳、お茶が挙げられています。
「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ。」ヒポクラテス(古代ギリシャの医者)
精神科医が教える「ストレスフリー超大全」樺沢紫苑著 ダイヤモンド社より引用