遺産分割を早く決めすぎないこと
故人の遺産を分け方を決めるのは、四十九日法要や納骨、香典返しが終わった後にしましょう。
故人の遺産を正確に把握するには相応の時間がかかるからです。相続が発生してから3カ月~半年後に、国や行政から払い戻されるお金もあります。(高額療養費や介護保険料過誤納還付金等)
また、プラスの遺産とは反対に、マイナスの遺産の把握も重要です。故人が亡くなった後に支払うべき出費はたくさんあります。病院や施設への清算金、クレジットカードの未払い分、葬儀費、戒名料、法要、納骨、香典返し、お墓の管理費などなど。
遺産分割協議はすべてを把握し、わかりやすく一覧表をつくり相続人全員が納得が得られる状況をつくり遺産の分け方を決めていくのがよいでしょう。四十九日など、相続人が集まる機会に全員で協力して遺産の確認を進めましょう。