故人がiDeCoに加入していたら?
故人がiDeCoに加入していたら?死亡一時金を受け取りましょう
iDeCo(個人型確定拠出年金)に積み立てをしていた方が、60歳未満で年金を受け取る前に亡くなった場合には、遺族が「死亡一時金」として、それまで運用してきたお金を受け取ることができます。
5年以内に手続しないと、国庫に入ってしまう
死亡一時金は、死亡してから5年以内に請求しないと、国庫に帰属してしまい、受け取ることができなくなるので注意しましょう。
また、死亡一時金は「みなし相続財産」として相続税の対象になりますが、死亡退職金の非課税枠という制度により、法定相続人×500万円までは非課税となります。
勤務先から死亡退職金が支給される場合は、死亡退職金とiDeCoの死亡一時金を合算して非課税限度額に収まるかを判定することになります。なお、この制度は生命保険金の非課税枠と似ていますが別の制度です。生命保険の非課税枠と、退職金の非課税枠は、両方使うことができます。
「ぶっちゃけ相続手続大全」