会社ブログ

あなたはもらえる? 遺族年金

 

あなたはもらえる? 遺族年金

 

遺族年金とは?

遺族年金とは、一家の働き手の方や年金を受け取っている方が亡くなったときに残された家族に給付される年金のことです。

遺族年金には「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」がありますが、亡くなった方や家族構成や収入状況に応じて支給の有無が決まります。

 

遺族基礎年金の受給要件① 家族構成は?

遺族基礎年金の受給要件は厳しいものになっていて、残された家族に高校生以下(18歳以下)の子供がいる場合に支給されます。

 

遺族基礎年金の受給要件② 保険料をどれだけ納めた?

原則として、国民年金の保険料を、3分の2以上納めていたことが要件になります。

例えば50歳で亡くなった方の場合は、20歳から50歳までの30年間の3分の2以上(つまり20年以上)保険料を支払っていれば原則要件を満たします。なお、死亡日が令和8年3月末日までのときは、死亡した方が65歳未満であれば特例要件があります。死亡日が含まれる月の前々月までの直近1年間に保険料の未納がなければよいことになっています。

  • あなたはもらえる? 遺族年金

遺族厚生年金の受給要件① 家族構成は?

「生計を維持※」されている家族がいる場合に支給されるものとなっており、子供の有無は問われません。

※生計を維持とは、死亡当時に故人と生計を同一にしていた方で、原則として年収850万円未満の方が該当します。

 

遺族厚生年金の受給要件②保険料をどれだけ納めたか?

遺族基礎年金の受給要件と同じ。特例要件も同じです。原則3分の2以上納めていること

 

遺族厚生年金の特徴

遺族厚生年金は、厚生年金の被保険者であった期間中の死亡だけでなく、過去に被保険者であった人であっても、「被保険者であった期間中に初診を受け、5年以内の場合も支払われます。つまり、病気でやむなく会社を退職した人の場合にも、遺族厚生年金が支給される可能性があるということです。例えば、癌と病院で診断され、5年以内に癌で死亡した場合には、会社を退職していても遺族厚生年金が支給される可能性があります。